感性を磨く
花をいける意味を知る
2021.04.13
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いけばなを以前学んだ経験のある人、今まさにこれから始めようと思っている人、多くの人がこの教室検索のページを見ていることと思います。
あなたのいけばなを習おうとする目的は何ですか?
すぐには答えられない人もいるかもしれません。なんとなく魅力を感じて、という人も。 でもそれでいいと思います。
いけばなの美意識は習う先生によって気付かされ、自身の心のなかに開花します。
初めは何となくの憧れでも、徐々に気付きがあり、植物や季節の、日々の小さな変化に心動かされるようになります。
花は初めから美しいじゃないかということをいう人がいますが、そこをさらに掘り下げて「花をめでる」「植物を愛する気持ち」はどうやって生まれたかを考えてみましょう。
いけばなは自分の学びや楽しみのために植物を切り、その命を利用します。稽古に使用する花たちは実に多様な命の姿をしています。
そこから自分の心に、命に対するやさしさや生きる意味などの気付きを得られなければ、いけばなは単なる消費に終わります。
「自分の心のなかの物差しは日々の稽古によって育てられる」
何事も初めが肝心、多少の不便があっても自分自身の納得いく先生について勉強されることを望みます。気付きがあったらまず行動ですよ。
そして、継続することが大切です。